doa_火ノ鳥のように_CDレビュー&アーティスト紹介

 今回はCDレビュー、ということで好きなバンドについて書いていきます。

 doa

 男なら~のサビが印象的な「英雄」の曲の認知度が高いdoaですが、他の曲もいい曲が沢山あることを知ってもらいたいのでシングル、アルバムレビューをやっていきます。


 

 メンバー:吉本大樹(Vo専任)、大田紳一郎(Vo.Gt)、徳永暁人(Vo.Ba)

大樹のd、大田のo、暁人のaを取ってdoaです。

 コンセプト:Rock and 3 Vocal

彼らの持ち味は3声ハモと、3人ともがメインボーカルを務めることだと思います。

個人的にハモリと聞くとゆずやコブクロを連想しますが、doaは3人のハモリが味わえます。そしてゆずやコブクロのフォーク色よりもロック色が強いです。

 サウンド:ウエストコーストロック

海外でいうところのCSN&Y、Eagles、The Doobie Brothers

 

 個人の意見が入りますが、大まかな割り当てについて触れておきますね。

 吉本大樹

  • Vo専任、立ち位置は真ん中であり、オーソドックスなハモリでは主線を取る
  • 乾いた、爽やかな、あったかい声
  • ミディアムからアップテンポな曲、ウエストコースト色の強い曲を担当するイメージ
  • 現役のレーシングドライバーで、日本国内、時に海外まで移動して様々なレースに参戦

 

 大田紳一郎

  • Vo.Gt担当で立ち位置は左、基本は高音ハモを取る
  • 艶っぽく?、突き抜ける声
  • ハイトーンな曲、パンチのある曲を担当するイメージ
  • Being系のアーティストのコーラスに参加、B’zのサポートメンバーの時期あり

 

 徳永暁人

  • Vo.Ba担当で立ち位置は右、基本は低音ハモを取る。doaのリーダーで、作曲はこの方
  • 図太く、ねっとり、語り掛けるような声
  • スローテンポ、バラードを担当するイメージ
  • 作曲・編曲家として様々なアーティストの曲を手掛ける
  • B’zのサポートメンバーの時期あり

 


 ここから1stシングルのレビューです!

 doa 1stシングル、 2004.7.14リリース

 火ノ鳥のように

※1stシングルの前にインディーズアルバムをリリースしていますが、今回は触れません。

※Lead Vocalと作詞担当は書いていくようにします。

 doaの場合、Lead Vocalが「doa」と表記されることがあります(上ハモ大田、主線吉本、下ハモ徳永の基本形態か、スイッチボーカルの曲)。主線を歌っている割合からしてLead Vocalはあの人かな?と思っていても正しくは「doa」の場合があります(逆もまた然り)。

 曲によってLead Vocalが明記されているものとそうでないものがあります(特に初期のシングル収録曲)。確認できていないものはクエスチョンマークを付けていくようにします。

 

 1.火ノ鳥のように

 Lead Vocal:吉本 作詞:徳永

 マイナーコードが荒廃した感じを出しているタイトル曲(初期は暗めの曲が多い)。分厚いハモを響かせながらサビが終わるとともに、テンポアップして2番へ繋がっていきます。格好いい。doaの歌詞はラブソング、生活ソング、後押しソングと大まかに分かれるかと思うのですが、これは後押しソング。火ノ鳥と聞くと不死鳥を連想します。くじけても、失敗しても立ち上がれ、いつか夢を叶えてやるっていうメッセージを受けました。

 BメロはEaglesのホテルカリフォルニアのサビに似たメロ。作曲をされる徳永さんは大のEaglesファンとのことです。

 吉本さんの爽やかで軽やかなボーカルがぴったりな曲。

 

 2.手遅れになるぞ気をつけろ

 Lead Vocal:doa?吉本? 作詞:吉本

 インディーズアルバムの色が最も強い曲。doaってこういうバンドなのかって分かる曲→ハモリまくり、アコギが気持ちいい曲です。

 詞は大人の失恋?でしょうか。不意に別れの日が来ちゃうかもしれないよ、呼び戻そうとしても振り返ってくれない、手遅れにならないように気をつけろ、とdoaからのメッセージです笑。

 

 3.Rock’N Roll Star

 Lead Vocal:吉本 作詞:吉本

 ミディアムテンポでエレキギター、吉本さんの英語が格好いい曲。CDシングルには、吉本さん作詞の英詞の曲が入るのが恒例。

 上手く形容できないのですが、アメリカンな曲って印象があります。

 英詞の曲を聴くときは、全訳する訳ではないので、雰囲気を感じるようにしています。この曲だと、ステージに立つようなロッックンロールなスターを夢見ている少年の歌という風に感じました。

 doaを結成しようとしていた徳永さんは、Eaglesのようなコーラスワークをやりたくて、かつ英語が歌えるボーカルを探していたらしいです。オーストラリアで小さい頃育った吉本さんのネイティブな英語が、徳永さん好みだったというわけです。

 doaの作品を追っていると、英語の曲を聴くのが一つの楽しみになってくるんですよね。


 

 1枚を通して

 とにかくコーラスが分厚く圧倒される。デビューシングルとして最高の曲が収録されていると思う。

 今になって聞くと3人とも声が若い。吉本さんは発声方法も大きく変わった(良くなった)と感じた。

 あと、吉本さんのサ・タ行の発音がツボです(好きです)。


 

 約10年後のアルバムには、火ノ鳥のようにのアンサーソングが収録されます。

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