デビューシングル「火ノ鳥のように」から空き過ぎました、すみません。
今回は2ndシングル「白の呪文」のCDレビューです!
2004/9/15 リリース
白の呪文
1stシングルから2カ月でのリリースなんですね。この頃はかなりリリースペースが早いですね(素晴らしい)。1stALから2ndALも1年経たずでしたし、徳永さんの作曲スペース早すぎです。
タイアップはアニメ最遊記です。
※前回通り、Lead Vocal の表記がない曲には、僕の見解が入りクエスチョンマークが付きます。
1.白の呪文
Lead Vocal:吉本 作詞:徳永
ミディアムテンポ、前作の暗くて荒廃した感じのあるロックナンバー。コーラスの掛け合いと、分厚いハモリが当時は衝撃的で、この曲ばかり聴いていた記憶があります。サビの大田さん(上ハモ)は高すぎで、doaの中でも最高ラインな曲だと思います。ハモリが分厚すぎて、当時聴いていたときはこの大田さんパートが主線だと勘違いしておりました。
ワスレロワスレロ 古い自分にもう用はない ああ 白の呪文を
詞も文字に起こしてみるとインパクトありますね。
全体としては、苦い思い出もあったけど忘れてしまおう、これからが勝負だぞ、って感じでしょうか。
Bメロのコーラスの掛け合いから、半音ずつ上がっていくサビと中毒性がある曲です。掛け合いは左耳から大田さんの上ハモ、右耳からは徳永さんの下ハモ強く聞こえてきておもしろいです。ライブでの立ち位置も、初期のころは大田さんが向かって右、徳永さんが左だったようで、イヤホンで聞く形は異なっていました。まあかなり早い段階で、イヤホン通りの立ち位置になったようですが。
そしてなによりこの曲、doa本人達も大事にしている曲だと思います。初のホールライブでもスタートを飾りました(僕は参加していない)。
doaってこういうバンド、それを分かってもらえる曲です。
2.見えない海
Lead Vocal:吉本 作詞:吉本、徳永
冒頭から3声ハモなアップテンポな曲。今リリースされる曲になるなら、Lead Vocalの表記が「doa」になるんじゃないかなってぐらいにハモリまくっています。吉本さんの淡いというか、若いかすれ気味な声がすっと耳に入って心地いいです。終わりはサビ繰り返しのフェードアウト、ライブではどんな感じになるのか聴いてみたい1曲です。
3.Long Road
Lead Vocal:吉本 作詞:吉本
今作の全英詞曲、アコギと声を押し出したマイナーコードが切ないバラードです。前2曲がハモリ、声の掛け合い全開だったのに対して、こちらは研ぎ澄まされたハモリを聞かせる曲、という印象です。1番では3声ハモになるのがサビから、でも、切ないバラードだからこそそれが活きてきます。初聴きは鳥肌がたちました。声とアコギでこんなにも表現する力があるなんて、という感じ。サビ後半ではコードと声のファルセットハモになり、バラードなんだけどメリハリがある曲で、英詞曲の中では好きな方です。
1枚を通して
前作通り3声ハモが楽しめる曲ばかりです。ロックな前2曲だけでなく、聴かせるバラードもかっこいい、今でも大好きな1枚です。