植田真梨恵_センチメンタリズム_CDレビュー

植田真梨恵_センチメンタリズム

現在最新アルバム、「ロンリーナイトマジックスペル」のツアー中の植田さん。2/18が大阪でファイナルで、ツアーのどこかには参加したかったのですが忙しくて見送ることになりました。

今回のレビュー作品は、インディーズのアルバム「センチメンタリズム」です。Youtubeにも紹介動画がありますね。

2012年の作品だそうですが、僕が手に入れたのは去年です。3rdシングル「わかんないのはいやだ」のリリースイベントに参加したときに購入し、サインもいただきましたよ! 握手もしてもらえたし、ぱっちりした目の力強さを今でも覚えています。

この頃の植田さんは歯の矯正前なのか、今とは口元の感じが少し違いますね。でもお腹から吐き出される力強く時に繊細なボーカルはこの頃から健在です。

センチメンタリズム

タイトル曲。イントロはパンクでポップ?な印象。かと思えばサビでガラリと曲風が変わります。疾走感ありのライブでも盛り上がりそうな流れに、そしてそのまま2番以降へ続きます。

壊して

けだるい感じでささやくように、怪しげな歌詞と植田さん特有の雰囲気が出まくりな一曲。大サビ前半では切なく、後半では力強く、表現力に引き込まれます。

メリーゴーランド

ピアノイントロの柔らかい雰囲気からの爽快感のあるAメロへ。自分の中では王道ロックな印象を持ちました。サビ後半「劣等感と嫌悪感がともだちさ」の歌詞も面白いですがここのメロディーが好きです。大サビではキーが上がります。この頃(このアルバム)はその展開が多いかな、って思います。女性でもキツイラインだと思いますがさすがです。

シンクロ

頭3曲のパンチのあるアップテンポな楽曲から一転し、ハンドクラップの心地よいミディアムなソングに。これは先にあげました3rdシングルのリリースイベントでも生で聴いた記憶があります。メロディの音が多いのも好きですが、どちらかというと伸びやかな植田さんのボーカルのほうが好みかもしれません。

飛び込め

歪ませた楽器隊のイントロかと思えば、リードギターと植田さんの声だけがしばらく続きます。この先どうなるかわからないけど飛び込むしかないんだ、心に訴える詞が沁みます。ロックバラードっていうのでしょうか、じっくりと聴けるんだけどかっこいいんですよね。

G

なんやこのタイトル?が最初の印象ですよね。重力(Gravity)のGです。全体的に詞がかわいい。「私口ぱくぱくぱく」、気になる方は聴いてください笑。「シンクロ」に近い感じの陽気で楽し気なナンバー。ボーカルの掛け合いもあるのでライブでは盛り上がりそうだと感じました。

愛おしい今日

アルバムには大抵ストレートなバラードが入るかと思うのですが、それがこの曲かと思います。サビまでのドラムはちょっと変則的?(いい意味)で、曲の中のストーリーが進んでいっているような感じを受け増した。バラードだからこそ出せる表現力、歌唱力が堪能できます。生で聴いたら鳥肌立つやつです。

ミルキー

男性コーラスがちょっぴりエロスな歌詞を引き立てる?、というのは冗談で、下ハモが心地よいです。Cメロからの展開が好きです。

旋回呪文

シンセが目立つ宇宙感のある曲。字余り気な歌詞に植田さんのしゃべり声に近いボーカルが映えます。頭揺らしながら聴きたい曲ですね。

まわる日々

このアルバムの中で最もシンプルな構成でアップテンポなロックナンバーだと思います。単純に詞からメロディまで格好いい。今風のロックな曲、というよりもひと昔前な感じがするのも良いんですよね。個人的に1番好きな曲です。

優しい悪魔

「愛おしい今日」に続くバラード。言葉のチョイスがどれも力強いものばかりです。辛いけどしんどいけど、もうちょっとだけ頑張ろうな曲。

よるのさんぽ

植田さんの弾き語り率が高いんじゃないかって曲。アコギとピアノ全開で、植田さんのボーカルは力の抜けた感じからけだるい感じから、楽しげな感じまで色んな声を楽しめます。聴いてると勝手に体が揺れてくる、そんな曲です。弾き語りでリクエストを取るときがあるのですが、僕は決まってこの曲を推しています笑

変革の気、蜂蜜の夕陽

タイトルからもですが、歌詞カードも白字に真っ黒な背景とただならぬ雰囲気を出しています。アルバムには切り札的な曲があるかと思うのですが、それがこの曲だと思います。初聴きは3rdシングルリリースイベントでの弾き語り(ラスト曲)でした。CD音源はスケールの大きい、だけれどもどこかかわいらしい感じのミディアムな曲ですが、弾き語りでは別物な印象を持ちました。

弾き語りでは、少しテンポを落として、ボーカルの強さで勝負する曲だと思いました。リリースイベントでは当時のシングル他これまでのインディーズアルバムを購入することができたのですが、ラストのこの曲を生で聴いてこの「センチメンタリズム」を購入するに至ったのですよね。


全体を通しての感想ですが、このインディーズの時期からの曲の良さ、高音の強い透明感のあるボーカルと表現力が本当に好きです。

 

 

 

……最新アルバムもぼちぼち買わないと。

 

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